【2024年版】テレビ業界高年収ランキング

みなさんこんにちは!給与転職編集部です。
高年収の業界といえば、必ず名前があがるのがテレビ業界です。

  • どれくらいの年収なんだろう?
  • どういった年収モデルが一般的なのだろう

このような疑問をいただいたことはありませんか?

そこで今回は、テレビキー局員の年収について解説していきたいと思います。

テレビキー局年収ランキング

2023年度の有価証券報告書をもとに、調査を行ったところ民放キー局の年収ランキングは以下の表のようになりました。

1位フジ・メディア・ホールディングス1,580万円
2位テレビ東京ホールディングス1,522万円
3位テレビ朝日ホールディングス1,473万円
4位TBSホールディングス1,473万円
5位日本テレビホールディングス1,358万円

それではそれぞれのキー局の特徴について解説していきます。

第1位:フジテレビ(1,580万円)

引用:フジテレビ

テレビ局の平均年収ランキング第1位はフジテレビ、その額は1,580万円でした。
フジテレビは、特にバラエティ番組に強みを持っている企業です。

かつては、平均視聴率首位に輝いていた時期もありましたが、2011年頃から徐々に悪化し、今では民放キー局の中でも最低の数字を叩き出しています。

また、2020年3月期の決算報告書によると、テレビ事業の純利益はなんと99.7も減少しており、不動産事業の収益によって何とか形を保っている状態です。

会社名株式会社フジ・メディア・ホールディングス
売上5,356億円
社員数48人
平均年収1,580万円
平均残業
有給取得
平均年齢49.1歳
引用;有価証券報告書(2023年3月)

第2位:テレビ東京(1,522万円)

引用:テレビ東京

テレビ局の平均年収ランキング第2位はテレビ東京、その額は1,522.2万円でした。
テレビ東京は民放キー局の中でも異質な存在です。

経済ニュースとアニメに強みを持っており、民放キー局で放送されるアニメの実に半分以上はテレビ東京によるもの

また、テレビ東京は『家、ついて行ってイイですか?』や『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』、『孤独なグルメ』など独創的な番組に溢れています。そのため、「クリエイティブな仕事に就きたい!」と考える就活生から人気を集めているのですね。

会社名株式会社テレビ東京ホールディングス
売上1,509億円
社員数102人
平均年収1,522.2万円
平均残業
有給取得
平均年齢49歳
引用;有価証券報告書(2023年3月)

第3位:テレビ朝日(1,473万円)

引用:テレビ朝日

テレビ局の平均年収ランキング第3位はテレビ朝日、その額は1,473万円でした。

テレビ朝日は、スポーツ番組と報道に強みを持っているテレビ局で、サッカーを始め、ゴルフやマラソン、駅伝、世界体操などさまざまなスポーツの放映権を持っています。

また、テレビ朝日は大手IT企業であるサイバーエージェントと提携しており、AbemaTVでさまざまなコンテンツを発信しています。そのため、若い世代からの支持が根強く、自然と就活生の人気を集めているのです。

会社名株式会社テレビ朝日ホールディングス
売上3,045億円
社員数1,232人
平均年収1,473万円
平均残業
有給取得
平均年齢43.9歳
引用;有価証券報告書(2023年3月)

第4位:TBS(1,459万円)

引用:TBS

テレビ局の平均年収ランキング第4位に輝いたのはTBS、その額が1,459万円でした。
TBSは、民放キー局の中でもドラマを強みとしているテレビ局です。

『半沢直樹』や『JIN-仁-』、『逃げるは恥だが役に立つ』など社会現象を巻き起こしたものも多く、これらが放送されている時期は世帯視聴率を度々独占していました。

会社名株式会社TBSホールディングス
売上3,681億円
社員数133人
平均年収1,459.6万円
平均残業
有給取得
平均年齢47.2歳
引用;有価証券報告書(2023年9月)

第5位:日本テレビ(1,358万円)

引用:日本テレビ

テレビ局の平均年収ランキング第5位は日本テレビ、その額は1,358万円でした。

バラエティ・ドラマ・スポーツのどれを取っても弱点が見当たらず、『ザ!鉄腕!DASH!!』や『世界の果てまでイッテQ!』など、数々の人気番組を擁しています。

その甲斐があってか、営業利益の9割をメディア・コンテンツ事業が占めており、日本のテレビ局としては最も安定性が高いです。

会社名日本テレビホールディングス株式会社
売上4,139億円
社員数201人
平均年収1,358.4万円
平均残業
有給取得
平均年齢48.2歳
引用;有価証券報告書(2022年)

その他参考

キー局以外にも年収の高いテレビ局はいくつかございます。
年収1,000万円を超えるテレビ局を一括で紹介します。

会社名年収参考
RKB毎日ホールディングス1,273万円2023年有価証券報告書
中部日本放送1,174万円2023年有価証券報告書

上記テレビ局のほか、九州朝日放送やNHKなど年収を公開していない企業でも、平均年収が1,000万円を超えると推定されているテレビ局は数多くあります。

また、WOWOWやスカパーJSAT、テレビ局に限らずメディア業界は高い年収を誇ることが今回の調査で判明しました。

テレビ業界の年収水準は今後も高い?

テレビ業界の中でもキー局は、他業界と比べても高所得と言われていました。

その理由として挙げられるのは需要が高い人気業界であることや、社員一人あたりの売上高が高いことでしょう。
しかし近年ではテレビ離れが進んだことにより、テレビの人気度や就職人気度が下がってきている傾向にあります。

各局の年収水準も減少傾向にあり、テレビ業界から退く人も少なくないのが現状のようです。

今後は著しいテレビ離れや厳しいコンプライアンス規制などの要因から、テレビ局の就職人気低下やそれに伴った給与の減少が進んでいくと考えられるでしょう。

参照:
東洋経済オンライン テレビ局から有力社員が次々いなくなる深刻事情
PRESIDENT WOMAN なぜテレビ局は利益率が低くても、社員の給料が1300万円超なのか?

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