ITコンサルタントの基本的な知識や業務内容・平均収入について解説！

みなさんこんにちは！給与転職です。
本日はIT系職種の中で給料の天井が最も高いと言われているITコンサルタントについて紹介いたします。

ITコンサルタントは、ITによって企業の持つ課題を根本から改善していく仕事になりますので、その業務は幅広いものとなります。

それでは早速本編へ参りましよう！

ITコンサルタントとは？

ITコンサルタントは、「ITの技術を活用し、企業の持つ課題を解決する専門家」です。

業務内容

その仕事は、大きく分けて3つのステップに分けることができます。

① ヒアリング・分析

クライアント企業の経営者やITの統括責任者から、業務範囲や経営戦略、導入済みのシステム、業務のフローなどをヒアリングし、それらを整理・分析することで、IT分野における企業の課題を洗い出します。

② 提案

分析結果を踏まえて、新システムの導入など、企業の課題を解決するための提案を行います。クライアントに対し、今の課題は何か、なぜこの方法なら課題を解決できるのかをしっかり伝えられるプレゼンテーション力が求められます。

③ マネジメント

課題解決を見据えて採用されたプロジェクトを統括し、必要な人材を集めて、チームづくりや全体の進捗管理、クオリティの管理を行います。

システムエンジニア（SE）との違い

前述で紹介したように、ITコンサルタントの役割は、クライアントの持つ経営課題を解決することです。そのため、ITコンサルタントは経営課題を抽出し、どのようなシステムを導入するか、どのようなシステムの設計をするかがメインの仕事になります。

そして、そのシステムが導入できるように「SEに指示を出します。」

ここでようやくSEが登場します。

システムエンジニア（SE）の役割は、上記の要望にそったシステムの開発を行う職種を指します。

ITコンサルタントに必要なスキル

ITコンサルタントに求められるスキルは大きく分けて4つです。

それではそれぞれの能力がどのように活用されているのかを詳しく見ていきましょう！

論理的思考力

ITコンサルタントに限らず、すべてのコンサルタントにとって必須とされているのは「論理的思考力」です。よく言われているロジカルシンキングと言われるのがこの能力です。

ITコンサルタントは、企業の課題を抽出し、どのような解決策を出して改善するかが仕事となります。そのため、課題に対してどのようなアプローチをすることで、なぜその課題が解決できるのかを思考する力は必須といえます。

コミュニケーション能力

2つ目が「コミュニケーション能力」です。

どの職業においても必要と言われるコミュニケーション能力ですが、コンサルタントにとっては、必須と言える能力になります。なぜならITコンサルタントは、複雑な企業の課題を抽出しそれを経営者に説明する必要があります。

コミュニケーション能力が低い場合、たとえ正しいことを喋っていたとしても相手に伝わらず解決策が通らず、結果として無能と扱われてしまうことにもなりかねませんので、必須のスキルと言えます。

継続的学習能力

3つ目が「継続的学習能力」です。

技術の進歩がその他の業界よりも圧倒的に早いとされるITの世界では、この前まで使われていた技術がもう古い技術になっているかもしれません。そのため常日頃からITに関する情報をキャッチし続けその情報をうまく使えるようにしておく必要があります。

ITスキル

そして4つ目が言わずもがなの「ITスキル」です。

ITコンサルタントはその名前の通り、ITのスキルを駆使して企業の課題を解決する専門家としての立場となりますので、ITスキルの土台の上に様々なスキルが乗っかってきます。

ITコンサルタントの平均年収

ITコンサルタントの平均年収の平均年収は、「660.4万円」です。

コンサルタントは、システム開発において最も上流工程を担当することが多く、日本人の平均年収である「461万円」よりも約200万円ほど高く、年収が高い部類の職種といえます。

外資系ITコンサルタントの平均年収は「1,200万円〜1,500万円」と言われており、その職種の中のトップ層にまで至ることができれば、日本人平均年収の約3倍をサラリーマンとして稼ぐことができるという夢のある職業になります。

年齢層	平均年収
20代前半	376万7,100円
20代後半	514万1,500円
30代前半	647万4,600円
30代後半	730万1,800円
40代前半	738万9,000円
40代後半	759万8,900円
50代前半	735万2,700円
50代後半	690万6,500円

ITコンサルタントへの転職方法

ここまででITコンサルタントの魅力についてご理解いただけましたでしょうか。
ここでは、ITコンサルタントになるためのキャリアについて紹介します。

IT業界で経験を積む

ITコンサルタントとして最初から働くことは狭き門です。
また、開発実績のないITコンサルタントは現場の気持ちがわからず、反感を買うことも少なくありません。ですので、まずはSEやPMとして現場で働き、コンサルタントを目指すようにしましょう！

転職に役立つ資格

ITコンサルタントを名乗るために、必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、最適な提案を行えるだけのITの知識を有していると第三者に示すためにも、資格を取得して損はありません。ITコンサルタントが取得して役立つ資格には、たとえば次のようなものがあります。

ITストラテジスト

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術（IT）を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者を対象に資格認定します。

プロジェクトマネージャ（PM）試験

高度IT人材として確立した専門分野をもち、組織の戦略の実現に寄与することを目的とするシステム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの目的の実現に向けて責任をもってプロジェクトマネジメント業務を単独で又はチームの一員として担う者を対象に資格認定します。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業を相手にアドバイスを行う「経営コンサルタント」であり、国家資格を有した人を指します。主に中小企業を顧客とし、企業の経営面における相談を受けたり、経営の強化や問題点を洗い出したりするなど、企業への指導・アドバイスを行うものを指します。

ITコンサルタントの求人例

ITコンサルタントとしての求人は大きく分けて2つです。

• フリーランス
• 企業

それぞれの求人について調査しましたので、ご紹介します。

フリーランス：2,220万

引用：レバテックフリーランス

SAPと呼ばれる企業業務システムのITコンサルタントです。
リモートワークも可能で、年収に換算した場合「2,220万円」に相当し金銭的にかなり自由な部類になります。

企業：900万〜2,000万

引用：レバテックキャリア

レバテックキャリアに掲載されているITコンサルタントの案件では、最大2,000万円のものもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ITコンサルタントがどのような仕事をしているかご理解いただけましたでしょうか。

本サイトでは、IT人材に特化した転職情報を給与の面からさまざま調査していきますので、ぜひ他の記事もご参考にしていただければと思います。